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秋の過ごし方

更新日:2023年2月18日

立秋が過ぎたので暦上は秋です。

今年は梅雨明けが早く長い夏でした。お盆が過ぎたころから、やっと涼しくなりましたね。


黄帝内経素問の四氣調神大論篇第二から、秋の養生法を意訳してみました。



ー原文ー

秋三月.此謂容平. 天氣以急.地氣以明. 早臥早起.與鷄倶興. 使志安寧.以緩秋刑. 收斂神氣.使秋氣平. 無外其志.使肺氣清. 此秋氣之應.養收之道也. 逆之則傷肺.冬爲飧泄. 奉藏者少.



ー個人意訳ー

秋の3カ月を容平と言います。

自然界での秋は万物が実を結ぶ季節、カタチづくられたモノを収穫します。

天の気は雨風などが急に迫ってきたり、地の気はひっそりとして色が移り変わっていきます。


普段の生活では、鶏に見習い早起き早寝を心掛けましょう。


自然界の秋の気は、草木を枯らします。その秋の気が人体に影響を与えないよう、心の持ちようを安らかに保つことが大切です。相手の言動を受容し緩めの判断を。精神を自ら引き締めれば心穏やかにすることができます。心を外へ向けずに、肺の気を清らかに保つと良いでしょう。


これが秋の気に応じた過ごし方、秋本来の「収」を養う法則です。法則に逆らえば肺を傷つけ、次の季節である冬には、食べた物が消化できず下痢することも。


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約2000年前の文献に、心の持ちようについて書き残されていることに驚きます。心はカラダの一部ですから当然なのですが、現代医学に慣れている私たちはそのように考えませんよね。


疲れたカラダは心にゆとりがなくなりますが、心の使い方次第で、病と健康の分かれ道にもなります。



普段からご自身の心を常に見つめることで健康が保てるかもしれませんよ。文献に書かれている「心を内に向けて過ごす」ことを心掛けてみませんか。


元気な身体を保持したいですよね。



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