夏の過ごし方
- やあた堂はりきゅう院
- 2022年5月6日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年2月22日
GW中の5月5日は、夏の訪れ立夏です。緑が美しい季節になりましたね。前回、春の過ごし方をアップしたので今回は夏の過ごし方を紹介します。
「黄帝内経素問」の一部です。
ー原文ー
夏三月 此謂蕃秀
天地氣交 萬物華實
夜臥早起 無厭於日
使志無怒 使華英成秀
使氣得泄 若所愛在外
此夏氣之應 養長之道也
逆之則傷心 秋爲痎瘧
奉收者少
冬至重病
ー個人意訳ー
夏の3カ月を蕃秀といいます。
花は満開になり草は生い茂るとき。陽の気が極まりこの世の全てが盛んになります。
天の気は下へ、地の気は上へ向かって天地が交わり、万物に花が咲き実を結びます。
自然に準えて、人間も朝は早く起き、活動する時間が自然と長くなります。日光を嫌がらずに楽しみ味わうこと。
満開の花のように心を開き軽快にするといいですね。気持ちを抑え込んで怒らないためにも、外へ外へと目を向けて活動的な毎日を過ごしましょう。
これが夏の気に沿った過ごし方、健康でいられる法則です。法則に逆らえば心を傷つけ、次の季節の秋には瘧(発熱など)が生じることも。。。
(自然界で秋は収穫の時期です)
万が一、秋の季節に身体の収力が発揮されなければ、病が冬まで繰り返される可能性があります。

四季の移り変わりは中国と少し異なりますね。また古代にはなかった病が現代にあったりしますが、人間観として捉えれば中国も日本も古代も現代も大差ないと思っています。
先人達が残した文献を元に、日頃のちょっとした生活習慣を心掛けるだけで健康を保てるなら、意識してみるのも悪くないですよねぇ。
夏の暑さに耐えうるカラダを得たいですよね。
※意訳は本当に難しいです。勉強中につき内容に不足もありますが、どうぞご容赦くださいませ。

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