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春の過ごし方

更新日:2023年3月21日

東洋医学には「自然と人間は一体である」という考えがあります。


2500年前の中国医学書に養生法が書いてあるので紹介しようと思います。


「黄帝内経素問」の一部を抜粋します。


ー原文ー

春三月.此謂發陳. 天地倶生.萬物以榮. 夜臥早起.廣歩於庭. 被髮緩形.以使志生. 生而勿殺. 予而勿奪. 賞而勿罰. 此春氣之應.養生之道也. 逆之則傷肝.夏爲寒變.奉長者少.



ー小林意訳ー

春の3カ月を発陳といいます。

春の陽の気が上昇して、冬に抑えていたモノを発散します。


スタートの時期であり、様々なモノが栄えるとき。早起きを心掛け、近くを散歩すると良いでしょう。髪の毛から足の先までの躰を締め付けずにゆったりと過ごせば、自然と前向きになって今後の目標がみつかります。


人の善き所を見つけて、その長所を生かし、成果行動を褒めることとする。

決して欠点を探さず、否定せず、叱らないこと。このような春の気に沿った過ごし方が、健康でいられる道理になります。


道理に逆らえば肝を傷つけ、次の季節の夏に冷えを抱えてしまい、暑さに対応できなくなります。(元気が損なわれるという意味です。)



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私事ですが、先日久しぶりに頭痛がありました。原因は色々とありますが、恐らく長時間のデスクワークが問題だったと思います。丁度その日に軽く筋肉痛になる運動をしましたら見事に解消されました。体内の「滞り」が解消されて症状が消失したと思っています。


長く抱える「滞り」は、直ぐに解消できなくなることも。早めの対策が大切ですね。


動けば身体が隅々まで流れて健康になると考えています。因みに鍼灸も体内を動かして変化させています。


身体を動かしましょうね。


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新大久保駅近くの神社内に咲いていました。キレイですね🌸


古典の内容を書くなんて考えていませんでしたが、先日、お世話になっている鍼灸師のブログを偶然みつけて読んだのが切っ掛けでした。そのブログには古典の解釈が書かれていて、何となく触発されてしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)و



砕けすぎ?の意訳になってしまいましたが、良い勉強になりました。


ありがとうございました。



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