「陰陽師とは何者か」へ行ってきた
- やあた堂はりきゅう院
- 2023年12月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年10月23日
会場:国立歴史民俗博物館
期間:2023/10/3(火)~12/10(日)
時間:9:30~16:30
陰陽道というと「占い」や「まじない」等を扱う怪しいモノとイメージしがちですが、実は日本にはなくてはならない存在だったという歴史があります。
律令制下、古代中国に伝わる陰陽五行に基づき、占筮、地相などを駆使して国家を支えていました。

平安時代初期、天文・陰陽・暦・時間計測を学び吉凶を説くこと、天文観測や時刻測定にかかわることの持ち出し、私人が所有することを禁じています。また平安時代中期は、暦道(賀茂家)と天体道(安倍家)が独占世襲しており、陰陽師全盛期と感じました。
安倍晴明をご存知の方は多いのではないでしょうかね?
暦 道:日本の暦を作成する学問。
天体道:天文現象を観測後、その影響について研究する学問(今で言う気象予報士かな?)
天体学を政治や祭祀に使っているのは歴史を辿ればどの国も同じですからね。それだけ重要な存在だったのです。機密情報ということになりますね。

※沢山の方が写真撮ってて…曲がっちゃった(泣)
安倍晴明の師である賀茂保憲は、暦道を長男の賀茂光栄へ、天体道を安倍晴明に譲りますが、家学を安倍晴明に譲ることで二人の争論があったとされています。安倍晴明が非凡な才能だったと1人想像していますが、、、ここはちょっと気になりますねぇ。ぜひ歴史を紐解いて欲しいと思った所です。
陰陽師は、公家社会から武家社会に入っても室町時代までは活躍をしています。足利家が室町幕府を立ち上げていることが理由と思われますが、戦国時代(豊臣秀吉)に入り衰退があります。一般庶民に占い・祈祷・暦を販売していた江戸時代を経て、明治になくなってしまいます。これは太陽暦に変わったことによる影響と神道によるものですかね。

今回、知合いの鍼灸師に教えてもらい行ってきましたが、いや~もっと勉強したくなっちゃいました。知らないことが多くてスマホ片手に時間が足りませんでした。
で、これを買いました。

こちらも~

本当はのんびりする日にしようと思ったのに、ぐったりする1日になってしまいましたね。場所はのんびり過ごすにはピッタリの場所です。
占いが好きな方、歴史が好きな方、天文学が好きな方はお勧めですよ。博物館内は写真撮影が禁止ですが、ノートを持ち歩きメモしている方も多かったです。
よかったら行ってみて。
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