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未病について

更新日:7月17日


東洋医学には「未病」という言葉があるのをご存知ですか?


なんとなく調子が悪いなぁ〜と感じるカラダの事のことで、病気になる手前の状態を指します。


例えば…

だるい、疲れやすい、食欲がない、ほてる、冷える、浮腫む、頭が痛い、お腹が痛い、眠れない、痒い等など。


殆どの方が経験しているんではないでしょうか。

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さてさて、中国の古典医学書に書かれいる内容を紹介します。


「上工治未病 中工治己病」


優秀な先生は病気になる前のカラダを治し、普通の先生は発症した病気を治すと書かれています。※因みに「下工」という言葉もあるんですよ。説明しなくても分かりますよね?⁠(⁠๑⁠¯⁠◡⁠¯⁠๑⁠)


つまり、発症前に治療して良くなれば、病院へ行かない・発症しても回復が早い・大病にならないという意味に捉えることができます。


ただ、病気には沢山の種類があり、直ぐに回復する病気もあれば、糖尿病・癌・心臓や腎臓肝臓などの臓器が関わる病は一度発症すると回復が困難になります。病気によっては常に不安を感じ、不眠や食欲不振などの二次的な症状が現れてくることもあります。また、その状態が長く続けば体力消耗につながり元気ハツラツなカラダを維持することは必然的に難しくなりますね。


未病に気付き、早めに回復することが大切なんですよ。でも殆どの場合は、発症時に病院へ行くというのが現状ですかねぇ。。。



ここからは個人的な話になりますが、私の母親はとても頑丈なカラダの持ち主で、ムリし放題で生きてきました。特に食べることが大好きで、困ったことに運動が大嫌い。なので様々な症状がでてきてしまいます。10年ほど前に手が不自由になり箸が持てなくなった時の落込みっぷりは相当なモノでした。今も痛みを訴えることはありますが、箸を持って嬉しそうに食事をしていると、「良かったなぁ〜」と思う反面、食べ過ぎる母親を指摘することも増えましたね(笑)


食べることが大好きな私の母親
食べることが大好きな私の母親

強い痛みがでると弱音を吐くことも時々ありますが、少し元気になると痛みや痺れの訴えが少なくなります。そしてまた食べ過ぎる…困ったもんです💦

これは笑い話ですからね(⁠◠⁠‿⁠・⁠)⁠-✩



話を戻します。

この頃は予防医学という言葉も耳にする時代になり、強い症状が現れる前に来られる方も少しずつ増えています。が、まだまだ進行した症状で来られる方が大半です。


酷使しすぎたカラダは悲鳴をあげていることが多いです。そのカラダの声を聞き逃さないようにしてくださいね。


鍼灸治療は未病の改善に役立ちます。一生、付き合っていく自分のカラダを日頃から労っていただきたいと思います。



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