魔法のツボ?
- やあた堂はりきゅう院
- 2024年1月23日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年7月9日
50代男性です。足の痺れがあって予約をいただきました。
軽い症状が出始めたのが昨年の1月、暫くしたら治まるだろう、、と様子をみていたそうです。ですが徐々に悪化してしまい病院へ。
整形外科では脊柱管狭窄症の診断を受けています。ある医者には手術と言われ、ある医者は薬物療法。夢中になれる趣味もドクターストップ。初診時は途方に暮れた様子でした。
患「足の〇〇が痺れて、△△も怠く、◇◇も。。。」
歩く事も難しくなり、車の運転で座ることさえ辛く、この他にも症状の訴えは沢山ありました。その様な状態から藁をもすがる思いで通ってきていました。

治療数回で食欲がでたので太ってしまったと困っている様子でした(*^-^*)。その他、夜間のトイレがなくなり睡眠の質も上がります。ですが、足の痺れが回復せずに気持ちが焦ってくることも。
ナカナカ思うように回復しないと誰もが不安になりますからね。
ーある治療の日のことー
患「痺れが良くなったんです。」
私「それはよかったですね!」
患「この前は珍しく治療前より悪化した様な状態でした。」
私「そうでしたか。」
患「就寝前に電気毛布で温かくして寝るのですが、朝に消し忘れかと確認している自分がいて。」
私「まぁ、それはそれは。」
患「翌日も確認してしまい。」
患「足が温かいんです!!」

動かないカラダが回復すると本当に嬉しいですよね。しかも鍼灸は不思議な感覚がありますね。
患「前回は特別なツボに治療をしたのでしょうか?」
私「いえ。それはないですよ。」
患「何か特別な場所なのかと。」
魔法のツボではないので私の返答に少し残念な様子でしたが、今まで電気毛布などで外から温めていた状態が内から温まる感覚は久しぶりのこと。大変喜んでいらっしゃいましたね。
当初は「手術しないといけないかもしれない。」、状態が悪化すれば「自分は治るのだろうか?」と考えることも多かったと思います。車に乗っていられないほど辛い毎日なのに頑張って通ってきたのですから、そりゃー喜びもひとしおでしょう。
ご本人の治りたい気持ちがあったからこその行動の結果です。気力が僅かでも諦めない気持ちが大切ですね。
ご本人が回復した!と感じた時の喜びの姿は私も大変嬉しい気持ちになります。鍼灸師になってよかったと思う時とも言えますかね。
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