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触っただけで…なんで?

更新日:2024年10月2日

この頃は似たようなことを話す患者さんが続いてます。


患:どうして?いつも触っただけでわかるのですか?

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うーむ。これは返答に困る質問なんですよねぇ。なぜかと言いますと、実は触診は下手だったんです。


鍼灸師なりたての頃のことですが、お世話になる先生の話す内容が一切分からず、先生の触診結果と毎回真逆を答えるというお粗末な鍼灸師でして…いわゆる落ちこぼれってヤツなんですよねぇ。


学生時代の時も、「わかる!」と言っている同級生が沢山いましたが、私には全く分からないっ!!!聞いても聞いても全くわかりませんでしたね。なのに全く焦らなかった(笑)


鍼灸師を続けているのが不思議と思うでしょ?私が一番不思議に思っています。(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)


でも、そんな状態だったにもかかわらず、今ではわかることが多くなりました。どうして分かるようになったのか?と問われれば、考えられる理由は2つあります。



⑴ 知りたい!と思うこと(気持ち)

⑵ 治療すること(行動)



毎日治療(練習)していても、知りたいと思わなければ出来るようになりません。反対に知りたいと思って知識を得ても治療しなければ、これも出来るようにならないです。思いと行動はどちらも必要だと思ってます。


また、教えてくれる先生との縁に恵まれたというのもあります。大変だったと思いますよ!だって、教わるより教える側の方が根気が必要ですからね。感覚を養うのには時間がかかりますから、ホントありがたいことです。



話を今回の質問に戻しますが、触っただけで全てが分かるほど人間のカラダは単純ではないというのが私の答えです。ただ触診はとっても大切と考えています。


そして毎回、目の前で横になっている患者さんのカラダを観て、変化を感じ治療しています。何年も通ってきている患者さんも同じですよ。その時に観ているカラダは、二度と出会うことはありませんからね。


1回1回の治療を大切にしたいと思います。



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