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白血球と自律神経

更新日:2024年3月5日

白血球は大きく2種類にわけられます。


顆粒球(好中球、好酸球。好塩基球)

無顆粒球(リンパ球、単球)


通常の健康な方を測定すると、顆粒球60%、リンパ球35%、他5%になると言われてます。※医学は進歩しますので変化しているかもしれません。


ウイルス感染には潜伏期間があり、症状が現れた数日前から感染しています。ウイルスと戦うのはリンパ球ですが、抗原侵入の知らせがあって始動します。また顆粒球はウイルスより大きな細菌を直接食べて退治。主に好中球が活躍します。


例として、風邪をひいてサラサラとした鼻水がでるのは、リンパ球とウイルスが戦い始めたことを意味します。虫に刺されて皮膚が赤く腫れる、アレルギー炎症もリンパ球が戦っている状態です。西洋医学ではこれらの症状に名前がついていますが、どれもリンパ球が戦っていることは同じです。一方、ウイルスより大きな細菌は顆粒球が戦います。顆粒球が戦っても炎症が起こりますが、化膿性になることが多いです。粘度の高い鼻水は顆粒球との戦いに敗れた細菌死骸ということです。


どちらも辛い症状が現れている時というのは、回復に向かっているサインです。発熱や鼻水は白血球によって異物と戦い、免疫が働いているということ。ある意味「免疫力」が活性されて高まることを意味しているのです。


そして、人間は顆粒球人間とリンパ球人間に分けることができ、自律神経と関係していると免疫学安保先生の本に書かれています。面白いですよね。


顆粒球人間は、筋肉質、怒りん坊、行動的、仕事が精力的。


リンパ球人間は、おっとりぽっちゃり、いつもニコニコ穏やかで出不精。


健康な方の顆粒球65%に対しリンパ球が35%ですが、顆粒球人間は顆粒球70%で交感神経優位タイプになり、リンパ球人間はリンパ球40%で副交感神経タイプになります。


顆粒球人間は、熱中しやすく、完全主義で集中して仕事を行い、抱え込むタイプ。粘膜破壊が起こりやすく、歯槽膿漏、胃・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎・痔・悪性腫瘍等になりやすい。


リンパ球人間は、集中力よりもコツコツと持続力があり、気を配れて好感度が高いタイプ、下痢気味、アトピー、気管支喘息などのアレルギー、風邪が重く、虫刺されが腫れてかぶれやすい。


顆粒球の方は、ストイックになる傾向があるため、まぁ~いいっか!のほほん~など、追い込まないようにする努力が必要です。反対にリンパ球人間は、リラックスし過ぎに注意すると良いです。毎日のルーティンを決めたり、甘い物を控えることが必要です。特に毎日の運動をを心掛けると良いでしょう。


どちらも一長一短があり、自分の気質・体質を知って予防ができると思いますので参考にしてみてください。

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東洋医学の考えはバランスを整えることを重要視します。普段の生活で偏りのない身体を作っていきましょう。


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