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名医たちの三国志
- やあた堂はりきゅう院
- 2023年10月24日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年2月28日
こちらの本は古代中国の時代小説で、三国志時代に活躍した医師の張仲景と華蛇が主人公です。

張仲景は「傷寒論」を著した人物。
現代の中国で知らない人が居ない?のではないでしょうか。医聖といわれるほど後世の医学に大きな影響を与えた人物。後漢時代、流行病(恐らく腸チフス)により一族の3分2が罹死したことを切っ掛けに「傷寒論」を書いたと言われています。
華佗は、麻沸散といわれる麻酔薬を考案し外科手術をしていたとか。その他にも曹操の持病である頭痛を鍼治療で治したことから典医となります。その後、曹操の元から離れるためについた嘘がバレてしまい、数年後に連れ戻され投獄。最後は無念の死を遂げます。最後まで権力に屈しない姿勢を貫き通した医師と言われています。
なんだか残念な話ですよねぇ。優秀な医師なのにって感じです。生まれた時代が違ったら張仲景と同様に後世の医療に大きな影響を与えたに違いないですからね。個人的には権力に屈しない華佗の性格に交感をもちましたね。
権力に屈しないということは死を覚悟しているということ。うひゃ~これはこれは凄いことですよ。現代に生きる我々とは生き様が違いますから、ただただ感服です!

こちらの本は、三国志が好きな方はもちろん、東洋医学が好きな方も面白いと思います。また、著者が薬剤師なので所々専門的な処方について書かれています。東洋医学を学ぶ方には興味深く感じるかも?
私は歴史小説も東洋医学も好き。
アッという間に読み終わってしまいました(⌯'ᵕ'⌯)´-
ご興味ある方はどうぞ。
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