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氷川神社 無患子守

更新日:2023年2月22日

患者さんからいただきもの。

治療中、病について話すことがあるのですが、自分の五十肩について話したようなんですよ。気を遣わせてしまって申し訳ないです。


「無患子=むくろじ」と読み「患いを無くす」健康祈願のお守りなんだそうです。


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「無患子」という言葉を初めて聞いたので調べてみると、ムクロジ科の落葉高木で植物でした。



秋になる実の中に黒い種子があって、羽根つきの 羽根の球に使わています。お正月に羽根つきをした時代がありますね。今も羽根つきで遊ぶ地域はあるのでしょうか?


羽子板は厄を「羽根返す」「羽根のける」という縁起の良いモノとされていました。羽を勝虫のトンボとみたて、悪虫(害虫)から身を守る意味があるとか。



子供たちが羽根つきをしていたのですから、健康に育って欲しいという思いがあります。また、若い女性が遊ぶ絵をよくみましたね。悪い男?を羽根退けるためとも考えられます。どちらも子を思う親の愛情を想像することができます。


さて、ムクロジの実はサポニン成分が含まれていて洗剤の効果があります。インドでは洗濯や食器洗いに使われています。


日本の江戸時代では、井戸端に植えられて油汚れの洗剤に使っていたそうですよ。


インドからシルクロードを渡り、アジアから日本へと伝来されたのかしら?それとも別ルートかな?調べたらきりがありません。この辺でやめておきます(笑)。


漢方でも「延命皮」と言われていて「去痰」に使われていたそうです。上記の内容からかなり強い薬と想像できますので、身体が弱っている方には危険な薬ということが分かりますね。


話を戻して「無患子守」が無病息災として、祈願されいるのも理由がわかりましたよね?そしてこの内容を知ってお守りを指で押してみましたら、丸く固い物が入っていました。


やっぱりぃーー!!(﹡ˆ﹀ˆ﹡)♡


きっと「ムクロジの実」が入っているのでしょう。何だかとっても嬉しくなりました!ありがとうございました。


氷川神社にはムクロジの木があるのかもしれませんね。こちらの神社も行かないとっ!




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