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共に働くことの意味を問い直す(職場の現象学入門)

更新日:2023年2月21日


久々にビジネス書を読んでみました。患者さんの紹介本です。読む本が沢山あって暫く読めないことを伝えたのですけど。


現象学!⇇この言葉が引っかかり手を伸ばしてしまいました。


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こちらの本は、職場の問題を改善していく人事総務・管理職の方にお勧めです。また、職場の課題というのは人間関係といっても過言ではないですから、学校・夫婦・友人・親子・町内関係などすべて方にも良いと思いますね。臨床家も必要です。


少しだけ感想を書いてみます。


読み始めて直ぐに会社員時代を思い出しました。退職する頃の環境は、まさにこの本に書かれていることが沢山ありましたね。当時は精神的に苦しい状況でしたが、本を読んでると懐かしく感じる自分がいました。こんなこともあったなぁ~と。


ちょうど仏教の本を読んでいることもあって重なる部分が多かったです。こちらの本は読んでも読んでも難しすぎてちっとも進まない本ですが、今回の本で頭の体操になり再開です。でも難しいのは変わりません(。-_-。)。。。


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※難解な本ですから感想はかなり先になると思います。。。


現象学とは哲学の1つです。

哲学というと真理を扱うことが多いですが、現象学は少し異なるのでしょうか。簡単に言いますと、主観的に認識しているモノを扱う学問ですかね。自分が今見ているモノや感じているモノに対する捉え方と言うといいますか。。。


1つの例を鍼灸に置き換えてみますと、


治療中に患者の身体が「鍼や灸によって変化している!」という捉え方をしたとします。この「鍼や灸によって変化している!」という主観的な捉え方を止めようと言ってます。「 」の中は判断しない!というわけです。判断停止していることを「エポケー」というそうですよ。


上記例は鍼灸に対して表現しましたが、本の内容は人間関係で最も大切なコミュニケーションについて書かれています。


会話をする上で重要なのが「傾聴」であり、相手の話しをどれだけ聴くことに徹するかが大切だと書かれています。主観的に判断しないことがキーだとも言ってますね。確かに「傾聴」によって信頼関係が生まれると言えますからねぇ。


話す側は、相手がどれだけ話を聴いているか?を、無意識に判断しています。話す行為とは聞いて貰える!という心理が働いていますが、聴いて貰えないと判断した時点で、話す側がとる行動とはどのようなことでしょうね?これは誰でも容易に想像ができますよね。


※もちろん聴き側の問題だけではない場合もあります。


目に見えない所に真理が隠されていることを教えていただける本です。もちろん、視点によって感想は異なりますが、哲学は人間観を大きくしてくれるモノですね。


あくまでも私個人の感想になります。因みに哲学書ではありませんので、全ての方が読んでも理解しやすいですしタメになりますよ。


紹介いただきありがとうございました。



ご興味ある方はどうぞ



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