長安 夜の宴ー唐王朝の衣食住展ー
- やあた堂はりきゅう院

- 2024年11月29日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年12月1日
日中友好美術館へ行ってきました。現在、唐王朝の衣食住展が催されてます。
長安・夜の宴
唐王朝の衣食住展
10/11(金)~12/1(日)
10時~17時
入場無料

日本で馴染み深い唐代の都は長安です。現在の西安市となります。ユーラシア大陸とヨーロッパ大陸を繋ぐシルクロードの起点地、当時は世界最大都市だったと言われています。
途轍もない都市だったことが資料でわかりますよね↓↓↓

多民族が共生するために政治や文化などにおいて高水準になり、自由な社会思想、宗教にも包括性が高かったと言われています。
上記の内容を読むだけでも優雅な時代だったと知ることができます。秦漢時代とは異なって、戦が少ないですからね。律令国家もこの唐代からとなります。
さてさて、今回の展覧会は夜の宴をテーマにして唐王朝の衣食住をみることができました。私は文化が結構好きでして…館内を3周まわってみたら脚が棒になってしまいました(笑)
で、少しだけ内容を書き残しておこうと思います。
唐代の衣装は、上衣の「衣」と下衣の「裳」を身に付けて、幅広の布をまとい大きな袖の服装となっていました。
これは天と地の秩序を象徴していたようです。時代変遷があっても中国哲学は不変なんですよね。

また、唐代の女性は社会的地位が高く権力を有すこともあったので、馬に乗ったり、配偶者を選択して結婚したり離婚したりと、とっても自由度が高くモダンな感じがありますね。中国史上唯一の女性皇帝が誕生しているのも納得できます。
そして食卓は現代の中国と異なって一人一人配膳された分を食べていたようです。家具は背の低いちゃぶ台・座布団から背の高いテーブル・椅子などの家具へと移行する時代。正座(せいざ)や胡坐(あぐら)の座り方から、胡人文化の影響で西洋式になっていったそうです。箸の置き方も現代の中国は縦に置いてますが、唐代は横に置いてたそうです。元々の食卓・座り方・箸の置き方まで日本と同じだったんですね。
面白い!!←きっと私だけだと思いますが…((´∀`))
唐代の調理方は蒸す・炙る・煮るが殆どだったとか。チャーハンなどの炒める調理法は、鉄の精錬技術が発達したのちの宋代からだそうです。唐代から200年も後のことです。

更に、本日は琵琶演奏があったので鑑賞してきました。琵琶の音を聴いてみたかったんです。
8曲?ほど演奏してくださいました。古典的な演奏から始まって日本の名曲が演奏されました。

川の流れのように(美空ひばり)
時の流れに身をまかせ(テレサテン)
I Love You.(尾崎豊)
全部知ってる曲だ!!ついつい口ずさんでしまいそうだった~
(^。^*)~
この展覧会はあと数日で閉館です。興味ある方は今週末に楽しんできてください。
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