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自律神経のバランス

更新日:2024年3月5日

鍼灸治療は自律神経に作用すると言われています。


と、その前に自律神経について少し話します。神経には、脳から脊髄へ繋がる中枢神経と脊髄から広がる末梢神経があります。この末梢神経には体性神経と自律神経に分かれていて、体性神経には知覚神経と運動神経があります。


読んでだけで疲れますねえ。ふぅ~と深呼吸して次から本題です。


末梢神経から分かれている自律神経は、自分の意志ではコントロールできず内臓などを動かす神経です。心臓や肝臓なども自分の意志で動いていませんよね。全て自律神経が働き続けて機能しているのです。


この自律神経は、交感神経と副交感神経がありますが、一般に日中の活動時に働く神経が交感神経で、リラックス時は副交感神経が優位になります。どちらかの神経が優位になり身体を保っていますが、不規則な生活習慣やストレスによって自律神経のバランスが崩れる現代人は多いです。


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バランスが崩れている状態を早く知るには、眠っても疲れが取れなかったり、または眠れない、食欲なくなったり、楽しくない、何となく怠い状態が続いている時です。これは加齢に伴って感じることも多いですね。


若い時というのは身体を回復させる力がありますよね?徹夜、お酒の飲みすぎ、食べ過ぎなどの翌日はどうでしょうか。


このブログを読んでいる方々は、今の方がムリがきかない!と思う事が増えていませんか?


さて、自律神経のバランスを保つためにどうしましょうか?


これは生活習慣を見直すことが、どうしても必要になります。


1つ目は睡眠です。

睡眠時間を確保すると共に眠る時間帯も大切です。東洋医学を学ぶと、23:00pmには眠っている状態が良いことを知ります。23:00~3:00までは、肝胆時間と言われています。簡単に説明すると栄養である血液が不足することを防ぎ、臓器を冷やさず休ませる時間帯。


また現代医学では、個体差により研究結果は様々ですが、成長ホルモンやメラトニンの分泌もピークになる時間と言われています。夜勤務の方の白血球数値が下がるという研究結果もあります。白血球の数値が下がるということは免疫力が落ちることを意味します。


2つ目は適度な運動です。

デスクワークなどで座りっぱなしは血流が滞ります。東洋医学は「気」で表現しますが、この「気」が滞ることが病の第一歩に繋がります。また、運動により代謝のアップや筋力強化、アンチエイジング効果がありますね。


1時間に1回は立ったり、ストレッチや散歩などを心掛けることで「気」の滞りを防ぐことができます。


3つ目は食事です。

食べた食事が身体を作ります。偏った食事やダイエットなどにより、体調が崩れる方は多いです。お菓子やアルコールなどの取り過ぎ、外食や加工品、ファストフードやコンビニでの食事が多い方は注意が必要です。


また食事をする時間滞や環境も大切ですよね。1人の食事と友達・家族と楽しく過ごすのは精神的な違いがあることは容易に想像ができます。


4つ目はメンタルケアです。

一時的なストレスであれば時間の経過で回復しますが、衝撃的な強いストレス、長期化するストレスは自律神経のバランスが乱れた状態になり、不眠・食欲不振に繋がることがあります。リラックスできる環境を見つけると良いですね。日々の生活で笑いや楽しさがなくなっている時は注意が必要です。


特に4つ目のメンタルケアが解決できない時は他人の頼ることも必要です。その1つに鍼灸治療はおススメですよ。


やあた堂の治療は接触鍼といって刺さない鍼ですから、ちっとも痛くありません。「刺さないのに効果あるの?」とか「今日も灸だけ?」と、ちょくちょく質問を受けますが、これまた効果が出るのが面白いところです。


鍼灸治療は自律神経に作用しますよ。


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