回復までの時間
- やあた堂はりきゅう院
- 2020年12月16日
- 読了時間: 2分
更新日:3月13日
60代女性で週1回の治療。
肩の症状で当院へ来られた方の質問です。
患「6回目ですが痛みがとれません。」
私「そうですね。」
患「こんなに時間がかかるのですか?」
私「はい!時間かかりますよ。」
「肩こり」を経験しない人は少ないと思います。そして肩の症状がありますと、その延長線上で考えるのか?直ぐに改善すると思われる方が多いです。
つまり、肩の症状を「軽い病」と考えているのです。
ところが、肩の症状は思っている以上に深刻なことがあります。※もちろん軽症なこともあります。
肩の症状に限らず、病というのは「生命力の低下」によって現れていると考えていますので、数回の症状で効果を得られないと感じるのは「生命力の低下」が著しいという事を表しています。※ここでの生命力とは病を回復させる力と捉えてください。
あくまでも目安ですが「生命力」を測るための目安は2つ。
1.治療の変化
2.治療変化後の維持
また上記の状態が現れにくい場合の対策は以下の通りです。
1.治療回数を増やす
2.長期間の治療
3.生活習慣の見直し
治療期間(特に当初)に起こることとして、悪化したのではないか?という症状に見舞われることがあります。身体の中に溜まっている老廃物のようなモノを排出している期間であり、好転反応となります。
※好転反応とは回復段階に現れる症状のことです。
痛み・怠さ等により鍼灸治療を中止される方もいますが、ここを踏ん張って治療を続けられることお勧めしています。
止めちゃうと勿体ないです。
仕事で睡眠不足が続き相当ムリをしてきたことが分かります。
諦めずに治療を続けてみてくださいね。

追記:こちらの患者さんは、1年以上の継続治療をしています。頭痛や腰痛などは消失しましたが、肩の痛みは軽減状態です。
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