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先生の鍼って、、、

更新日:2023年2月18日

80代男性・週2回の治療

以前は鍼に電気を流す治療をされていた方です。その方との会話の一部です。


私の治療を始めた頃の会話は、、、


患「頭に刺さないの?」←心の声「なんで?」

私「刺しません。」

患「足は刺さないの?」←心の声「もっと刺さないと効果ないんじゃない?」

私「刺しません…」

患「・・・」←心の声「不満」



1か月経った時の会話は、、、


患「先生は将棋をやりますか?」

私「少しだけ知ってますよ。」

患「桂馬は知ってますか?」

私「前に進んでから斜めに飛ぶ駒ですよね?」

患「そう。先生の鍼は桂馬のようですなぁ〜」


へぇ~~ 「桂馬」のようなんですね!


それにしても面白い表現です。


幼い頃、兄弟と将棋で遊んだことがありますよ。「桂馬」は、駒を飛び越えられて相手の陣地へ行くと「金」の動きをするのです。


「飛車」や「角」のような勢いや華やかさはないけど、着実に敵を崩す凄い駒なのですよ!ジワリジワリと回復へ持っていく鍼灸って感じかな?


的を得たなんともウレシイお言葉でした。


この時を切っ掛けに、患者さんの体感に興味を抱き始め確認することも増えました。


自分の鍼は、残念なことに生涯受けられないのです。聞いてもいいですよね?(笑)


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