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先生の鍼って、、、
- やあた堂はりきゅう院
- 2020年11月13日
- 読了時間: 1分
更新日:2023年2月18日
80代男性・週2回の治療
以前は鍼に電気を流す治療をされていた方です。その方との会話の一部です。
私の治療を始めた頃の会話は、、、
患「頭に刺さないの?」←心の声「なんで?」
私「刺しません。」
患「足は刺さないの?」←心の声「もっと刺さないと効果ないんじゃない?」
私「刺しません…」
患「・・・」←心の声「不満」
1か月経った時の会話は、、、
患「先生は将棋をやりますか?」
私「少しだけ知ってますよ。」
患「桂馬は知ってますか?」
私「前に進んでから斜めに飛ぶ駒ですよね?」
患「そう。先生の鍼は桂馬のようですなぁ〜」
へぇ~~ 「桂馬」のようなんですね!
それにしても面白い表現です。
幼い頃、兄弟と将棋で遊んだことがありますよ。「桂馬」は、駒を飛び越えられて相手の陣地へ行くと「金」の動きをするのです。
「飛車」や「角」のような勢いや華やかさはないけど、着実に敵を崩す凄い駒なのですよ!ジワリジワリと回復へ持っていく鍼灸って感じかな?
的を得たなんともウレシイお言葉でした。
この時を切っ掛けに、患者さんの体感に興味を抱き始め確認することも増えました。
自分の鍼は、残念なことに生涯受けられないのです。聞いてもいいですよね?(笑)

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